F.A.T 214K レビュー
Kemperを購入して以来初エフェクターを購入しました。
Kemperには内蔵のエフェクターが搭載されており、種類はそこまで多くないものの普通に使うには十分ですし音質も申し分ないものばかりなのですが、色々セッティングをしている中でどうしてもしっくりこなかったのが「コンプ」。
HardとかSoftとか何種類かあるのでセッティングを試したり、EQを同時にかませてみたりなど試行錯誤した結果、コンプだけは単体で買おうと。
EventideのH9でもいいかなと思ったんですけど予算的に除外でした笑
どのコンプにしようかと考えた結果、やはりここはF.A.TかRetrospecと決まるまでは早かったんですけどね。
後者は真空管搭載なので扱いが少し怖いのもあってほぼF.A.T一択になったんですが物がないのよ、あっても値段がぶっ飛んでる。
中古なのに新品時より高く取引されているなんて。。。
生産終了してoopeggに引き継ぐよみたいなアナウンスがありましたがギターしか作ってないじゃんね汗
事務所と意見違いがあったりしてほぼ独立みたいな感じなんじゃないか?
で、色々探した挙句運よく値段も状態もほぼ新品と同じで且つTop Hatまでついた214Kを購入することが出来ました。
本来はコンプ=CompressorなのでCがつくと思うんですけど、コーラスで「C」使っちゃったからローマ字Konpuの「K」みたいなノリでしょうか笑
つまみは「Comp」、「Cut」、「Level」です。
Compは音の圧縮率ですね、上げれば上げるほどパッツンパッツンに。
Cutは説明ではローパスフィルターと説明されていますが、効果としては「低音をどれだけカットするか」なので正確にはローカットもしくはハイパスフィルターが正解かなと。
かなり顕著に掛かるので、私はCompをかなり下げ気味、Cutは1~2時くらいにしています。
低音を少しだけカット、強く弾いたときにはしっかりコンプが掛かるイメージですね。
トッププロの現場で使う器材だけあって非常にローノイズなのもうれしいところ。
クリーンなどではかけっぱなしで使うことが多いですが、意外とクランチ位の歪でブースター的な使い方をしてもいい音が出ることが分かりました。
KemperでOn/Offの制御しながら使うためには、背面のセンドリターンに214Kをかませてあとはエフェクトのアサインを「Loop」に設定すれば完了です。
基本的にはアンプの前段に入れるのがセオリーでしょう。
このコンプを入れるだけで出したいトーンにかなり近くなるのが素敵。
そこそこ大掛かりなシステムを構築している時にはこのペダルのクローンを使用していたので音の感じは分かっています。
ただ何だろう、やっぱ本物は少し違う「気がする」笑