Gibson Historic Collection 1956 Les Paul Reissue 2002年製 レビュー
Gold Topは54モデルだけでいい
と思っていたのですが、レスポールに毒されていると買ってしまうんですよね。
Buzztoneのレビューでも出てきた個体ですが、2002年製のヒスコレ1956モデルです。
元々はP-90搭載なんですけど、私が入手したときにはすでにハムバッカー仕様に変更されていました。
加工自体はプロによるものでザグリはキレイでした。
ただ配線自体はそんなに美しくなく且つポットの抵抗もP-90他シングルコイル用がそのまま使われていたので、ハムバッカー用に合わせて手持ちパーツで交換。
コンデンサーはEmersonのハムバッカー用が当初から付いたいたのでそのまま流用。
配線は枯れ具合が強めのをチョイスしたところ、出音はかなりビターに笑
全体的なコンディション自体はトップにも多少打痕はありますがネックはほぼストレート。フレットの減りもそこまで酷くありません。
なんで1本ゴールドトップがあるのに更に買ったのかというと
指板
楽器店が言うには、Gibsonは稀にハカランダが指板材に混ざることがあるらしく、本機はそれに当たるとのこと。
2002~2003年はオフィシャルでハカランダ指板が使われた年でもあり、混ざる可能性としたら一番矛盾がないなと私も思っています。
またそう思わせてくれるほど真っ黒で上質な指板。
既述した通りP.U部分のModがされているためお手頃な価格になっていたのも決め手でした。
1年違いでしかないのに56と54とでゴールドの色味が若干違っていて、この56の方が若干ですが緑っぽい感じ。ブラスパウダーの含有量の違いなのか、保管状況の違いによるトップのクリアー塗装の焼け具合の違いなのかといった感じでしょう。
写真だとなかなか分かりにくいですね汗
噂ではゴールドトップのシリーズ(54、56、57)はネックプロファイルに関しては同じというのを聞いたことがありますが、今回の2本のゴールドトップは年式や個体差とかではなく明らかにネックの太さなどが違いますね。
年によって多少の太い細いはあるんですけれど、そういうレベルじゃなく意図的にプロファイル変えてるだろうという位差があるんです。
もう、明らかに54が太いw
製造年が1年しか違わない所謂「年子」的な2本で、どちらもP-90からハムバッカーへのModがされているなど共通点がありつつも、塗装の感じやネックの太さなど個性はしっかり持っているというのが面白いですよね。